1ユーロ:133円で計算すると、
GOLF-R : 約410万 (565万:日本価格 Golg7.5)(549万Golf7)
RS3 : 約531万 (737万:日本価格)
Golfは、日本とほぼ同じ(GOLF7なので)
RS3は日本よりかなり安い価格設定になっています。
新型ゴルフはナント本国よりも日本での販売価格が安い! そのワケは?
https://clicccar.com/2013/05/29/221482/
アウディというブランドは今でこそ高級自動車のイメージが定着しましたが昔はそうではなく、数十年かけてブランドイメージを高級車路線にうまく持って行ったことが現在の高価格で競争できている理由です。
実は20年前までのアウディは現在ほど高級車のイメージはなく、VW傘下だったこともあり「少し高級な大衆車」というイメージが一般的でした。
その為価格もそこまで上げられず、ベンツ、BMWとはかけ離れた存在でした。
その頃アウディはヤナセへの販売委託から自社販売へと切り替えた時期であり、そこから宣伝戦略や車のデザインなどでブランドイメージの再構築を少しずつ行っていったのです。
そして1998年のアウディTTの発売を皮切りにデザイン面でもプレミアムなイメージが強くなっていき、そこから10年かけてアウディはプレミアムブランドとして認知されるようになりました。
こういった地道な努力の結果が車の値段が高額な理由の一つであり、高価格帯でも勝負できる競争力がアウディについた証拠なのです。
日本では輸入車は昔から高額というイメージがあり、それは関税のせいだとか輸送費の為だとか言われてきました。
しかし実際には、現在欧州からの輸入車は関税0%ですし、輸送費も1台に換算すればそこまで大きくありません。
それよりも輸入車が高額だというイメージに基づいて、アウディをはじめとした欧州車は本国での価格より割高な価格を日本市場で設定しているのです。
車の価格はそのままドライバーのステータスを表すことになりますので、あまりに安い高級車では購入したあとの満足感が少なくなるわけです。
日本では輸入車というのはステータスの象徴に購入する人も多く、ベンツやBMWなどが社会的ステータスが高い人たちに人気な理由です。
アウディも現在はその市場で競争するプレミアムブランドですので、同じように高めの価格設定になっています。
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