損金は法人にのみ使われる税制上の会計用語のことで「原価、費用、損失」が含まれます。
一方「経費」は、個人事業主が確定申告で事業に使った「費用」を計上するもので、損金とは異なります。
会社の場合、「原価、費用、損失」が損金としてマイナスできるが、個人は経費のみしか計上できない。
<損金>
法人税のための概念。原価、費用、損失などが含まれる。
<費用>
収益・収入の反対語であり、損金の一部。会社の支出の中で「経済的価値の減少」に該当するもので、減価償却費のように金銭支出を伴わないものも含まれる。
(減価償却費については算入限度額までは損金算入可能ですので、損金においても金銭支出を伴わないものも含んでいる点は共通しています)。
<経費>
「経営費用」の略称で個人事業主が確定申告を行う際に用いられる「必要経費」のこと。
以上から、会計上や日常的には「費用」、法人税については「損金」、所得税では「経費」のように使い分けることができます。
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