CentOS7,8 Linux 、Rocky8 Linux などでデフォルトランレベルは5です。
これをCUI(ランレベル3)に変更する方法
①手動で「etc/systemd/system/default.taget」のファイル(リンク)を入れ替える
※ここでいうリンクとはシンボリックリンクのこと
②systemctl コマンドで書き換える
ランレベル1(シングルユーザ)
# systemctl set-default rescue.target
ランレベル3(CUIマルチユーザ)
# systemctl set-default multi-user.target
ランレベル5(GUIマルチユーザ)
# systemctl set-default graphcal.target
#reboot
※手動で切り替える場合
# ln -s '/usr/lib/systemd/system/multi-user.target' '/etc/systemd/system/default.target'
実際にランレベルの設定は「/etc/systemd/system/」にある default.target
これを/usr/lib/systemd/system/のどこにリンクさせるかで決まる
CUIで起動しても「startx」でGUIになる
その後GUIからCUIに戻す場合、昔は「CTRL+ALD+BS」でしたが、いまはそのコマンドは効きません。 「log off」 することによってCUIに戻ります。
ランレベルの確認
#runlevel
補足
systemd target に記載した内容が結構わかりやすいのではないかなと思います。
ランレベル | systemd target | 内容 |
---|---|---|
0 | runlevel0.target, poweroff.target | 停止 |
1 | runlevel1.target, rescue.target | シングルユーザーモード、ネットワーク無し。rootでのログインが出来ないときに使用します |
2 | runlevel2.target, multi-user.target | マルチユーザーモード(NFSマウントなし) |
3 | runlevel3.target, multi-user.target | マルチユーザーモード(コンソール)、ネットワーク有り。通常の操作で使用されます。 |
4 | runlevel4.target, multi-user.target | 未使用 |
5 | runlevel5.target, graphical.target | マルチユーザーモード(X Windows)、ネットワーク有り。GUIでのログインの際に使用されます。 |
6 | runlevel6.target, reboot.target | システム再起動 |
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