2023年2月20日月曜日

LGA1700 CPUそり問題

LGA1700ソケットは、CPUを2点で抑えて固定しています。


光が漏れてる

別のCPUでも真ん中へこんでる
基板側は反対に盛り上がってる

有名なCPUそり対策部品


内容物 CPUグリス、特殊ねじ回し、ソケット固定

アルミのCP'Uソケット固定金具

金具の裏側、基板接触面に干渉剤が張られている
LGA1700の固定レバーを外す

あきらかにレバー側に力がかかってるのがこの痕を見ればわかる
中心部分に力が集中し、さらにレバー側に片効き状態になっている。

四か所の特殊ネジを外せば簡単にソケット抑えガイドが取れる
アルミの抑えをかぶせる

基板の裏側にネジを止めるステーがあるのでテープなどで止めておく
純正の特殊ネジ4個で固定

特殊ネジは対角線順に少しずつ回らなく迄回す

この状態でCPUが外周で固定されるので後はクーラーを取りつけるのみ
対策前と対策後の結果
対策前は、反って隙間が出来てるため冷却が不足して、サーマルスロットリングが発生しています。 Intel 13000シリーズの場合、コア温度は、MAX100℃で制限がかかる。
※「CPU」と「SSD」熱の上昇によって故障したり、発火する事態にならないよう、発熱を抑制する機能が搭載されています。 この機能のことを、サーマルスロットリングといいます。

対策金具装着後は隙間がないためヒートシンクとの密着度が上がり、結果冷却能力が上がり、ベンチ結果がかなり上昇しています。

CINEBENCH R23
マルチ : 35577 ーー> 39433 
シングル: 2358   ーー> 2408

シングルは発熱が少ないのでアップ率がすくない、マルチは冷却効果でアップ率が大きい

このそり問題は、冷却の問題だけでなく、端が浮くことによって長期使用するとソケットのピンとCPUの接触不良が起きて、正常なメモリ2枚のうち1枚でエラーになるなどの不具合も報告されています。

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