2015年11月21日土曜日

メールキューとメールボックス




メールキューとメールボックス



Linux LPIC編。

メールキューに関するコマンドは、Postfixとsendmailとでそれぞれ違います。

sendmailはキュー内のメール削除時に特に対応するコマンドがないので、OSのコマンドで削除する。 キューIDを指定して個別に削除することも可能。
Postfixの場合は以下のようにキューIDを指定してで駆除
# postsuper -d xxxxxxxxxxx(キューID)
Postfixのメールキューは複数ある。主なメールキューは
maildrop ローカル配信に使用される
incoming 送受信処理中のメールが保持される
active  配信待ちメールが保持される
deferred 送信に失敗したメールがしばらく保持される
メールボックスには以下の2つの形式がある。
mbox形式  <-- 古くからあるsendmailはこちら
/var/mail(または/var/spool/mail)以下のユーザ名のテキストファイルにメールが
格納される。この方式は1つのファイルに全てのメールを格納するため、
ファイルが壊れると全てのメールを失ってしまうという欠点がある。
Maildir形式
ユーザのホームディレクトリに1メール1ファイルとしてメールが格納される。
sendmailはmbox形式、Postfixは両方対応可能。PostfixでMaildir形式を利用するには
main.cfで以下のように記述する。
home_mailbox = Maildir/

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