2020年12月18日金曜日

Ryzen TDPについて

 もともとは(昔は)、OCのためにBIOSで設定できるようになっていたのだが、最近では省エネとして賢く利用できます。
最近のCPU(Intel,AMD)は、上位機種は、爆熱なので夏対策などとしてこの機能を利用してCPUの温度を下げることができます。
今回はRyzen7 5800X CPUのOCではなく下げるほうを検討してみます。

TDPを下げるための『PBO』の設定方法
 
PBOで設定が必要な項目はこの3つ

PBOで設定する項目は主に以下の3つ

PPT Total Socket Power CPU(合計ソケット電力CPU)

TDC Sustained Current Limit CPU(持続電流制限CPU)

EDC Peak Current Limit CPU(ピーク電流制限CPU

PBOを設定する2つの方法

・Windows上で動作するソフト「Ryzen Master」を使用する。

・「UEFI(BIOS)」画面から設定する。


私の場合、Ryzen masterは、BIOS設定値の確認で使用しています。

大雑把には、PPTを下げれば消費ワットが下がり、CPU温度も下がる。

142 ーー> 100 にすると、概ね40W位下がる。
TDCとEDCは複雑なので他のAMD CPUの値を参考にする。

BIOS設定

AI Tweaker
Precision Boost Overdrive

Precision Boost Overdriveの「自動」を

「手動」へ変更

PPT TDC EDCの項目が出てくるので数値を入力

ツールのプロファイルで設定を8個記憶できる

保存して再起動

変更した項目が表示される。(超便利)

5800Xのデフォルトは、PPT:142  TDC:95  RDC:140 

※下記は、過去のAMD CPUの値 5800Xと同じなのは3800X

PPTTDCRDCTDP
3800X相当14295140105W
3600X相当1288012595W
3800XEcoモード1058012578W
3600XEcoモード88609065W


今の時期はデフォルトでいいが、夏にCPU温度が心配なら、この表を利用してTDPを下げECOモードで運転するのもありかも・・・

パソコンの寿命が延びます。。。




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