もともとは(昔は)、OCのためにBIOSで設定できるようになっていたのだが、最近では省エネとして賢く利用できます。
最近のCPU(Intel,AMD)は、上位機種は、爆熱なので夏対策などとしてこの機能を利用してCPUの温度を下げることができます。
今回はRyzen7 5800X CPUのOCではなく下げるほうを検討してみます。
TDPを下げるための『PBO』の設定方法
PBOで設定が必要な項目はこの3つ
PBOで設定する項目は主に以下の3つ
・PPT Total Socket Power CPU(合計ソケット電力CPU)
・TDC Sustained Current Limit CPU(持続電流制限CPU)
・EDC Peak Current Limit CPU(ピーク電流制限CPU
PBOを設定する2つの方法
・Windows上で動作するソフト「Ryzen Master」を使用する。
・「UEFI(BIOS)」画面から設定する。
私の場合、Ryzen masterは、BIOS設定値の確認で使用しています。
大雑把には、PPTを下げれば消費ワットが下がり、CPU温度も下がる。
142 ーー> 100 にすると、概ね40W位下がる。
TDCとEDCは複雑なので他のAMD CPUの値を参考にする。
BIOS設定
Precision Boost Overdrive
Precision Boost Overdriveの「自動」を
「手動」へ変更
PPT TDC EDCの項目が出てくるので数値を入力
ツールのプロファイルで設定を8個記憶できる
保存して再起動
変更した項目が表示される。(超便利)
※下記は、過去のAMD CPUの値 5800Xと同じなのは3800X
今の時期はデフォルトでいいが、夏にCPU温度が心配なら、この表を利用してTDPを下げECOモードで運転するのもありかも・・・
パソコンの寿命が延びます。。。