新規格 USB Type-C
上下・左右の区別がない、シンメトリーなデザインのコネクタ
ホスト側もデバイス側もType-CコネクタでOK!
従来のUSBコネクタはホスト側がAコネクタ、デバイス側がBコネクタに接続するというルールがありましたが、Type-Cコネクタではホスト側もデバイス側も同じType-Cコネクタを使用することができます。また、USB Bコネクタについては、通常のBコネクタのほかにミニBコネクタ、マイクロBコネクタなど様々な種類の規格が混在しており、USB搭載機器に合わせて異なるコネクタのケーブルを用意する必要がありました。Type-Cコネクタの場合は一つのコネクタのみに統一されているので1本のUSBケーブルだけで全ての機器に接続できるようになります。
マイクロUSBと同等サイズのコンパクトデザイン
USB Type-Cコネクタのサイズは、マイクロUSBコネクタと同等サイズの約8.4mm×約2.6mmにまでコンパクト化されています。今後のスマホはこちらで統一されて行くような気がします。
電源供給も映像出力も1本のケーブルで可能!
USB Type-Cは双方向に電源供給が可能(USB PD規格に対応)で、映像出力用としても使えるという特長があります(オルタネートモード)。例えば、映像出力用途で使用されているThunderbolt 3規格はUSB Type-Cコネクタが採用されており、Thunderbolt 2まで使用されていたDisplayPortコネクタと異なります。将来的にType-Cコネクタ搭載の機器が増えれば、USBケーブル1本でほとんどすべての周辺機器と接続し、電源もまかなうことができるようになります。例えば、スマートフォン用のポータブルディスプレイにバッテリーを搭載し、スマートフォンからはディスプレイに映像を出力し、ディスプレイからはスマートフォンに電源を供給するなどの使い方も考えられます。
電力のキャパシティが大幅に向上。スマホやタブレット端末の充電時間短縮が見込める。現在主流のUSB 2.0ポートは、5V/500mAの電力2.5Wにしか対応していない。
USB Type-Cでは、最大5V/3Aの15Wという大電力に対応しています。
Type-Cを搭載するNexus 6Pでは3450mAhという大容量バッテリーをわずか約105分でフル充電することが可能。
これまでのUSBコネクタとの互換性について
USB Type-Cコネクタを持つ機器は、これまでのUSBコネクタを搭載した機器とも問題なく接続することができます。
例えばマイクロUSB BコネクタとUSB Type-Cとの変換ケーブルやアダプタを使えば、マイクロUSB Bコネクタを持った周辺機器やスマートフォン・タブレットなどをUSB Type-C搭載のパソコンなどで使用できます。また、USB AコネクタとType-Cコネクタを両端に持つ変換ケーブルを使えば、Type-Cコネクタを搭載したパソコン本体・タブレット・スマホへのUSB Aコネクタによる充電が可能です。
また、USB Type-CコネクタとUSB Aコネクタが混在するUSBハブを使えば、USB Type-Cポートを塞ぐことなく、以前使用していたマウス・キーボードなどのUSB機器を接続できます。USB Type-CコネクタとUSB Aコネクタのどちらでも使えるフラッシュメモリなど、この他にもいろいろな種類の製品が登場しています。
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