2016年4月8日金曜日

Windows7 ルーター越え共有フォル

本社、支店間のVPNネットワークでインターネット VPN を構築した別セグメントとの拠点に設置してある Windows 7 のクライアント PC やWindowsサーバ の共有フォルダにアクセス出来ないという事象に遭遇した。


本社~支店間でのVPNネットワークで接続はできているのに、Windowsのネットワーク共有ファイルが見えないという現象


本社ルータ、支店ルータでVPN接続を確認するとVPNネットワークは確立しています。

簡単なネットワーク構造は下記

本社ネットワーク:192.168.1.0/24
本社ルータIP  :192.168.1.1
本社サーバIP  :192.168.1.100

支店ネットワーク:192.168.2.0/24
支店ルータIP  :192.168.2.1
支店PC ip   :192.168.2.2

①支店PCから本社ルータに対してping打つと応答OK

②支店PCから本社ルータのWeb設定画面も表示できます。

③支店PCから本社サーバに対しping通りません。

④支店PCから本社サーバの共有フォルダーにもアクセスできません。
  \\192.168.1.100 <-- と打ってアクセスエラー

どうもWindowsのファイヤーウォールに関係があるようです。

Windows(7) では別のネットワークセグメントに設置してあるクライアント PC からのアクセスを可能にするためにはファイアウォールの設定で 「Netlogon サービス」 を許可する必要があるようです。
サーバ側(受け側・共有フォルダ側)に下記設定をします。

下記はその設定方法
コントロールパネル --> Windowsファイヤーウォール
 下記が開きますので、「Windowsファイヤーウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」
 「netlogonサービス」にチェックが入っていません
 ①設定の変更をクリックし       
②netlogonサービスの項目にチェック  
③下のようにレ点が入ったらOKをクリック
サーバー側のファイヤーウォールに「netlogonサービス」設定を許可することにより無事共有フォルダ・ファイルにアクセスできるようになりました。

ネットワークセグメントの異なるVPN接続間で、Windowsネットワーク共有のアクセスが可能になりました。

ただし、支店PCから本社サーバに対しping通りません。(pingは通らなくてOK)
※セグメント超えping (Windows7)を通したい場合

この「netlogon」の設定は、サーバ側のファイヤーウォールのみ設定すればよくクライアント側のWindowsPCのファイヤーウォールは変更する必要がありません。

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